原紙の種類と特徴まとめ|片段・巻きダンボールの原紙選びガイド

用途に合わせて選べる片段・巻きダンの原紙
片面段ボール(片段)や巻きダンボールは、どんな原紙を使うかによって強度・見栄え・用途が大きく変わります。
シナノ紙工ではクラフト紙、段ボール原紙、特殊原紙まで幅広く在庫し、製品やシーンに合わせた最適な片段・巻き段をご提案しています。
主な原紙の種類と特徴
① クラフト紙(50g)
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特徴:茶色の包装用紙。封筒・紙袋・包装紙としても使われる一般的な紙。
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性質:バージンパルプ主体で、軽量・柔軟・破れにくい。
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用途例:物流・引っ越し養生、家具や壁の保護、小物や大型製品の簡易包装。
包む、包装するに向いている片段、巻きダンボールです。
👉 巻きダンボールとして最も流通量が多く、ホームセンターやECでもよく見かける規格。
② 段ボール原紙(茶ライナー/白ライナー)
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茶ライナー(例:D4=120g、C5=160g) / 中芯115g
ライナー(平らな面)の見た目は一般的な段ボールと同じイメージです。
しっかりとした厚みと強度。重量物や工業製品向けに利用されます。 -
白ライナー(白C=170g) / 中芯115g
表面が白いため、見た目がきれいで美粧性も重視される用途に向きます。 -
用途例:金属製品の緩衝材、パレットの敷紙、重量物の養生材、意匠性も求める製品の保護。
③ 純白ロール/片艶晒クラフト
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特徴:クラフト紙の白色タイプ。清潔感と見た目の美しさが特長。
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違い:見た目に違いはほとんどありません。紙としての違い解説すると、
- 純白ロール=広葉樹パルプ多め=少しふわっとした紙の仕上がり=包装紙用途など
- 片艶晒クラフト=針葉樹パルプ多め=強度が強い=封筒や紙袋など -
用途例:クッキーの緩衝材、化粧品の瓶と箱の間の保護材、雑貨の包装。
👉 片段の緩衝性も見た目の美粧性も欲しい。見た目も意識する用途に適しています。
④ 高更ツヤ紙
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特徴:白っぽい見た目のざら紙。古紙配合率が高く、環境配慮の観点でも魅力があります。
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性質:片段にするとやや“ふわっと”した質感。
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用途例:百貨店や小売店でのお皿の包み紙、蛍光灯のカバー、工業製品の軽包装。
原紙選びのポイント
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コスト・流通量重視 → クラフト紙
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重量物・強度重視 → 段ボール原紙(茶ライナー)
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見た目・美粧性重視 → 白ライナー、純白ロール/片艶晒クラフト
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エコ性・軽包装 → 高更ツヤ紙
まとめ
片段・巻きダンは、原紙によって強度・見栄え・用途が大きく変わる資材です。
シナノ紙工ではクラフト紙から段ボール原紙、特殊原紙まで多彩に在庫し、お客様の製品に最適な資材選びをサポートしています。
👉 規格や在庫情報については「巻きダンボールとは?」の記事をご確認ください。
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