片面段ボールで解決できる!梱包・養生のよくある課題とは?

はじめに
「片面段ボール(通称:片段・巻きダンボール)」は、まだ一般にはなじみの薄い資材です。
しかし梱包や養生の現場では、緩衝材・養生材・梱包資材 として古くから活用されてきました。
片段は平らな面のライナー紙と波構造のフルート面に中芯紙を貼り合わせた段ボールの片面資材で、
ロール状(巻きダン)、シート、パットといった形態があります。
包む・敷く・仕切る といった多用途に対応します。
さらにシナノ紙工では、粘着機能付き片段「ダンラップ」 を展開。テープレス梱包を可能にし、作業効率の改善にも貢献しています。
梱包・養生資材の比較表
資材 | 特徴 | 課題 | 片段の優位性 |
---|---|---|---|
ストレッチフィルム | 柔軟に包める/低コスト | 脱プラの流れで代替検討が進む/廃棄が産廃扱いになることも | 古紙としてリサイクル可能/環境対応資材 |
エアパッキン(気泡緩衝材) | 軽量で小物の緩衝に便利 | プラスチック製で廃棄が難しい/重量物や平面養生に不向き | 紙資材でリサイクル可/厚みのある片段なら重量物にも対応 |
養生ボード | 強度が高い/再利用可 | 厚くて加工しにくい/保管スペースを取る | 片段は軽量で現場カット可/パレット敷紙や壁養生にも最適 |
緩衝紙 | 廃棄が簡単/低コスト | 衝撃吸収力に限界あり | 片段はフルート構造で衝撃吸収性◎ |
片段(巻きダン・シート・パット) | 包む・敷く・仕切る多用途に対応 | 小ロットは割高になる場合あり | 1資材で多用途対応/リサイクル可能/在庫・調達効率UP |
梱包・養生の課題と片段での解決法
1. 脱プラ対応が求められている
-
ストレッチフィルムやエアパッキンは便利ですが、プラスチック資材のため廃棄やリサイクルに課題があります。
-
近年は「脱プラ」「廃プラ削減」が社会的な流れとなり、代替資材への切り替えが進んでいます。
👉 片段なら
紙資材のため使用後は古紙としてリサイクル可能。
環境配慮・処理コスト削減・CSR対応に直結するエコ資材です。
2. 強度と用途に制約がある
-
エアパッキンは軽量小物向けで、重量物や角のある製品では緩衝性不足。
-
養生ボードは厚くて扱いにくく、用途が限られる。
👉 片段なら
厚みのある段ボール原紙巻ダンは重量物や工業製品向けに、
クラフト巻ダンは軽量で柔軟性が必要な養生や包み用途に最適。
1つの資材で多用途対応できる のが強みです。
3. 作業効率と資材管理
-
複数の資材を揃えると在庫や管理が煩雑。
👉 片段なら
「包む・敷く・仕切る」をまとめてカバーでき、在庫・調達コストも削減。
現場での資材切替も不要になり、作業効率が上がります。
+αの機能「ダンラップ」で広がる使い方
シナノ紙工のオリジナル製品 「ダンラップ」 は、粘着機能を持たせた片段です。
-
波面同士を重ねると自然に接着 → テープレス梱包 が可能
-
長尺物や棚の持ち手保護など「固定が難しい形状」に最適
-
作業の簡略化・資材削減・見た目のスマート化を実現
👉 片段に+機能を持たせた新しい使い方 として、現場で高い評価を得ています。
ダンラップの詳細はこちらをご覧ください。
片段の代表的な利用シーン
-
引越し・物流:壁や床の養生、大型家具や什器の巻き付け
-
青果・農業:りんごパットや青果用緩衝材
-
工業製品:重量物の敷紙、製品間の干渉防止
-
EC・雑貨:仕切り材、小物梱包の保護材
👉 「エアパッキンやフィルム巻きで対応しているが…」という現場でも、片段に切り替えることで 環境対応と効率化の両立 が可能です。
まとめ
-
フィルムやエアパッキンは便利だが「脱プラ」「強度不足」「用途制約」といった課題がある
-
片段なら 環境対応・強度・作業効率のすべてをバランス良く解決できる
-
ダンラップ でさらに機能性を追加すれば、テープレス梱包も実現可能
👉 梱包資材や養生材の見直しをお考えなら、ぜひ 片面段ボール(片段・巻きダンボール) の導入をご検討ください。
片面段ボールの詳しい解説はこちら
巻きダンボールの詳しい解説はこちら
ダンラップの商品詳細ページはこちら
お問い合わせ
梱包資材や段ボールの仕様に関するご相談は、ぜひシナノ紙工へお問い合わせください。
→ お問い合わせはこちら